羽田野雲母工業株式会社

MICA'S FUTURE CREATION ROOM
マイカの未来創造室

マイカの未来創造室

室長挨拶

地球環境問題に積極的に取り組み
日々マイカの研究を進めています

当社に「マイカの未来創造室」が作られたのが2019年の事です。世界中で共通の目標としているSDGsの達成、サスティナビリティの実現に寄与する為に会社として何ができるのか。そのような課題を考えると同時にマイカのもつ可能性や魅力を発見する事、発信する事ができなければマイカの未来はないという思いのもと、私たち「マイカの未来創造室」が作られました。
「マイカの未来創造室」では、
・SDGsとの関わり
・マイカ製品の研究開発
上記2項目を活動の中心に置いています。地球の恵みを受けている当社だからこそ、地球環境問題に積極的な取り組みが求められます。経営理念である「マイカで地球の明日を創造する」為にも、地球が元気でなければなりません。地球温暖化対策で有効なCO2排出を抑える為、当社の事務所、工場で使用される電力は全て太陽光発電や風力発電から得られた100%自然エネルギー(再生可能エネルギー)を使用しています。エネルギーが多様化する中、こうした地球に優しい電力を選択する事が望ましいと考え実践しました。お客様からのご要望にお応えする為、日々研究を進めると共に、当社から新しい用途、製品、サービスをご提案できるようアイディアをチームで結集しています。
「マイカの未来創造室」を宜しくお願い申し上げます。
羽田野 奈那
マイカの未来創造室
室長 羽田野 奈那

マイカイノベーション

当社は創業以来マイカという天然鉱物を原材料にパウダーにする事業を行ってまいりましたが、その用途、使い方は日々進化しております。そういう意味では常にイノベーションが起こり変化していきたからこそ事業継続ができてきました。製品は変わらなくても用途に新しさを加える事。逆に用途は同じでも製品の違いで新しいものを生み出す事。またはその両方。そんな事を、マイカの未来創造室では考え研究開発を実施しています。2020年度は国の文部科学省管轄、ナノテクノロジープラットフォーム事業の採択を受け、マイカパウダーの根幹である当社の粉砕加工技術について産学官連携(名古屋大学)の研究をし、報告書をまとめさせて頂きました。
こちらも今後のマイカイノベーションに繋げていきたいと思います。

SDGsとの関わり

SDGs
SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達するために掲げた目標です。「17の目標」と「169のターゲット(具体目標)」で構成されています。当社としてもSDGsに賛同し、小さな力も結集すれば大きな力になると信じて、できる事からコツコツと実施しています。

当社が特に関連する目標

1貧困をなくそう(原料調達先であるインドでの貧困をなくす努力)
5ジェンダー平等を実現しよう(女性の積極的採用)
7エネルギーをみんなにそしてクリーンに(再生可能エネルギーの使用)
9産業と技術革新の基盤をつくろう(イノベーションの創出による社会貢献)
12つくる責任つかう責任(天然資源を使う者としてその使用量、使用方法と積極的に向き合う)
13気候変動に具体的な対策を(再生可能エネルギーの使用)
しかしながらSDGsというのは自社のできることだけ、または得意な項目だけ実施すればよいというものではありません。「17の目標」全てをとらえ、包括的に活動していかなければ問題解決の一端を担う事ができないと考えています。自分の家族に置き換えれば簡単に分かると思います。安定した収入があり、環境にも配慮した生活を送っている、しかし誰かが病気になってしまった時、満足に医療が受けられなかった、健康な身体に戻す事ができなかった。そんな状況で安心した暮らしを送れますか。何かが足りていれば、自分が満足であればよいという事ではありません。SDGsはそんな事を訴えかけ世界に広がっていると認識しています。環境、社会、経済全てにチャレンジしてこそ意味があります。